バスケットゴール高さ調節機能のチェックポイント
使用用途から選ぶ高さ調節機能
- 高さは260cm~305cmまで調節できるバスケットゴールを選ぶ
- 高さを調節する頻度が多い場合、簡単に調節できるのを選ぶと良い
- 長年使用すると経過劣化による高さ調節が困難になる場合がある
ポータブルバスケットゴールは、基本的に屋外での設置が多く、雨風などの天候による経過劣化がどうしても生じてしまいます。
高さを固定して練習する場合は気になりませんが、小学生から利用などの数年に渡って使用する場合、サビや歪曲による高さ調節が困難になることがあります。
中学生以上(高さは公式の305cm)から利用する場合は、高さ調節機能の良し悪しは気にしないで問題ありません。
それ以外の、ボード材質やベースタンクの安定感などタフな練習にも耐えれるかどうかが判断材料になるかと思います。
◆参考 バスケットゴールはベースタンクの容量もチェックしましょう
小学生から利用する場合、成長による練習内容の変化で、高さ調節したい時にできないという事態は絶対に避けるためにある一定の品質を選ぶのが重要です。
高さ調節方式から見た比較一覧
代表的な高さ調節機能 | テレスコープ方式 | クイックアジャスト | アクショングリップ |
---|---|---|---|
調節のしやすさ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
天候の影響 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
経年劣化 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
代表的な実売価格 | 15,000円~30,000円 | 30,000円~50,000円 | 50,000円~70,000円 |
テレスコープ方式
20,000円前後の低価格帯バスケットゴールで、多く採用されている”テレスコープ方式”は、高さ調節するのに一度ゴールを倒す必要があるため、容易に調節ができません。
また調節ボルトで固定されているポールを、上下させて高さを調節するため、経過劣化によるポールのサビ付きで動かなくなる可能性もあります。
高さ調節の頻度が多い、もしくは、数年後高さを調節する方にはあまりオススメはできません。
クイックアジャスト方式
ミドルクラスに採用されている”クイックアジャスト方式”は、ほうきなどの棒状の物でボードを押し上げて調節します。
ボード裏面にあるロックを解除することでボードを下げる事もできます。
テレスコープ方式と比べると簡単に調節は可能になりますが、価格も高くなります。
アクショングリップ方式
ハイクラスに採用される”アクショングリップ方式”は、2本のスプリングを利用して、レール上のハンドルを操作する事で高さ調節ができます。
片手で操作ができ、女性でも簡単に操作ができる高機能の高さ調節です。
使用するシーンに合わせたチェックポイント
小学生(ミニバス260cm)から利用する場合
ミニバスの高さだけで検討しているのであれば、テレスコープ方式で問題ないです。
小学生から中学生と成長していくにつれ高さも変わっていきますので、
その場合、テレスコープ方式はオススメできません。
クイックアジャスト方式以上がオススメです。
公式の高さ(305cm)から利用する場合
高さ調節機能の良し悪しはあまり気にしないで問題ありません。
テレスコープ方式で高さ調節機能は十分でしょう。
それ以外の、ボード材質やベースタンクの安定感などタフな練習にも耐えれるかどうかが判断材料になるかと思います。
◆参考 バスケットゴールはベースタンクの容量もチェックしましょう
高さ調節機能以外にもチェックするべき重要な品質
”テレスコープ方式”が採用されているバスケットゴールのボード素材は、強化プラスチックが主流です。
他のボード素材と比べて安価なので、低価格帯(20,000円前後)のバスケットゴールに使用されているのが特徴。
強化プラスチックは、軽量ながらボードの衝撃吸収や耐久性も保持されています。ゴールの移動も比較的簡単に行えます。
通常のレイアップやシュート練習であれば問題ない。
ミドルクラス以上で多く採用されている”ポリカーボネート”は、透明度、強度ともに高く、耐衝撃・耐久性が非常に優れています。
デザイン性も良く、”かっこいいバスケットゴール”といった感じです。その分値段は高くなります。
強度が増す分、重量も比例していきますので、ゴールの移動には若干不向きです。
同じ高さ調節機能でも、ボード素材の違いで価格は変わってきます。
”高いのが良い、安いのが悪い”とは一概に言えませんが、価格に比例して品質も良くなっていく傾向にあります。
”誰が使うか”、”どのくらい練習するか”を考えて購入を検討するとバスケットゴール選びも簡単になると思います。