バスケットボールの用語を解説します。
バスケットボールの用語解説【ハ行】
ハ
- バイオレーション
- ファウル以外のルール違反を総称して言います。
- バウンドパス
- コートにボールを一度バウンドさせるようにして投げるパス。
- パス
- 味方にボールを投げて渡すことです。
- パスアンドラン
- ボールを持っているプレーヤーが味方にパスを出してすぐ走り出し、ディフェンスを振り切ってまたリターンパスをもらうというプレーのことです。『ギブアンドゴー』とも言います。
- バスケット・カウント
- シュート動作中にファイルされたにも関わらず、シュートが決まること。この得点は認められ、なおかつシュートを打ったプレーヤーに1本のフリースローが与えられます。
- パーソナル・ファウル
- コート上のプレーヤー同士の接触によるファールを言います。主に『押す』『蹴る』『叩く』『おさえる』などの行為で、相手プレーヤーの動きを妨げた場合に課せられます。
- ハーフコート・オフェンス
- 敵味方全てのプレーヤーがハーフコートにいる状態で攻めることを言います。
- 8秒ルール
- バイオレーションの1つで、ボールをバックコートで所有しているチームが8秒以内にボールをフロントコートに入れられない場合に適用されます。
- パッシング
- 個人の能力を活かし、ドリブル中心に個の力で攻めるのではなく、プレーヤー全員が動き回り、パスを繋いで組織力を武器に攻める方法を言います。
細かくパスを繋ぎ、こう動けばここにパスを出す、など、チームとしての決まり事をしっかりプレーヤー全員が理解しておく必要があります。また、各場面での的確な判断力や、プレーヤー全員の平均的な得点能力が求められます。 - ハック
- フリースローの苦手な選手に対してわざとファウルを犯し、あえてフリースローを与えることによって失点を2点以下に抑えようとする作戦のことを言います。試合終盤で得点差があまりない状況などで取られます。
- バックコート
- センターラインからみて、自チームが守るバスケットのある方のコート反面分を言います。
- バックコート・バイオレーション
- 攻めている側のチームが、一度フロントコートに入ってから、バックコートにパスやドリブルでボールを戻すことを言います。一度フロントコートまでボールを運び込んだら、ボールはバックコートに戻せません。
- バックシュート
- バスケット(バックボード)の下(裏)を通り、走り込んだ方と逆サイドにまわりこんで、バスケットが体の後ろにある状態で放つシュートです。
- バックボード
- バスケットが取り付けられてある縦1.05m/横1.80mの長方形のボードのことを言います。
- バンク
- バックボードのことを言います。
- バンクショット
- バンク(バックボード)にボールを当ててバスケットにボールを入れるシュートのことを言います。
- ハンズ・アップ
- 守っている側のプレーヤーが、相手プレーヤーのパスなどを防ぐ為に両手を上げて構えることを言います。
ヒ
- ピック
- スクリーンをかけることです。
- ピック・アンド・ロール
- スクリーンをかけた後、かけた相手に背中を向けて巻き込むようにして回転し、オフェンスに再度直接参加するプレーを言います。
スクリーンをかけた後にディフェンダーにスイッチされると、ボールを持ったプレーヤーはフリーになれないのですが、このピック・アンド・ロールを素早く行うことにより、自身とボールを持ったプレーヤーで2対1の局面が作れます。 - ピボット
- ボールを持ったプレーヤーが、軸足(ピボットフット)をズラさず、もう片方の足を動かして体の方向を変えることを言います。軸足がズレてしまうとトラベリングになります。
- ピボットフット
- ピボットの際の軸足のことを言います。ボールを保持する際、最初にコートについた足がピボットフットとなりますが、両足が同時についた場合はどちらをピボットフットとしてもかまいません。
- ピリオド
- ゲームの区切りのことで、通常は1ピリオド10分、このピリオドを4回行います。第1と第2のピリオドを前半、第3と第4のピリオドを後半とします。クォーターとも言います。
フ
- ファイトオーバー
- スクリーンをかけられてもスクリーンをすりぬけ、マークする相手を変えないことを言います。
- ファイブアウト
- 『ファイブ・アウト・モーション・オフェンス』の略称で、全てのプレーヤーがアウトサイドから攻撃をしかけるオフェンス戦術のことです。大柄な選手を含まないスモールバスケットのチームがとることが多く、カットインなどスピードや機動力で攻撃を仕掛けます。
- ファイブファイブ
- 一人の選手が『得点』『リバウンド』『アシスト』『スティール』『ブロックショット』の5項目すべてで、5点、もしくは5回を1つの試合で達成したことを言います。
- ファストブレイク
- ディフェンスリバウンドを奪った後や、パスカットした後、相手チームが守りにつく前にシュートまでもっていくプレーのことを言います。『速攻』『カウンター』などとも言います。
- ファール・ゲーム
- ゲーム終盤で負けている方のチームがゲーム(時間)の進行を遅らせる為に、わざとファウルを犯す戦術のことを言います。
- ファール・トラブル
- チーム、またはプレーヤー個人のファールがかさんでフリースローや退場になるのが怖くなり、きびしいディフェンスが出来なくなることを言います。
- ファンブル
- パスを受け損なったり、ドリブルが手につかなかったり、シュート以外でボールを扱う際のミスのことを言います。
- ブイカット
- ゴールに向けて走り出しだした後、急に外に向かってターンする、ボールを持ってないオフェンスプレーヤーがディフェンスを引き離すためのテクニックのことです。
- フィールド・ゴール
- フリースロー以外のゴールを総称してこう言います。
- フェイク(フェイント)
- 相手プレーヤーをだますプレーのことで、シュートをするふりをしてドリブルで抜くことや、ドリブルで抜くと見せかけてシュートすることを言います。ボールを持っていなくても、パスがくると見せかけて手を挙げることや、進行方向と違う方向にわざと目線を配らすことなどもフェイクになります。
- フェイスガード
- ボールを持たせないように相手プレーヤーに密着してディフェンスすることを言います。
- フェイダウェイ
- ブロックをかわすため、ゴールから遠ざかるように後方に放つジャンプシュートのことを言います。
- フックシュート
- バスケットに対して真っ直ぐ向けない場合などに、体を半身に開いた状態で、片手で手首のスナップをきかせて放ちます。
- プッシング
- 相手のプレーヤーがボールを持っているかどうかに関わらず、手で相手プレーヤーを押しのけることを指すパーソナル・ファウルです。
- プラスマイナス(+-)スタッツ
- プレーヤーが出場している間のチームとしての得失点差のことです。得点のような攻撃面だけでなく、防御面も含めたそのプレーヤーのチームへの総合的な貢献度を知ることができます。
- フリースロー
- 相手チームがファウルを犯した場合などに与えられるシュートチャンスのことを言います。フリースローラインの外側から、守る側のプレーヤーに邪魔されることなくシュートがうてます。うてるシュート数は、場合により1本/2本/3本と異なります。
- プルアップ・ジャンパー
- 低い姿勢からのドリブルを急停止し、ボールを下から一気に引き上げるようにして放つジャンプシュートのことを言います。ドリブルを急停止し、素早くシュートモーションに入ることにより、シュートブロックされるリスクを下げることができます。
- プレスディフェンス
- オフェンス側にプレッシャーをかけるようにしてボールの奪取を狙うディフェンスのことです。コート全体で仕掛ける場合もありますし、ハーフコートで仕掛ける場合もあります。何れにせよ、ディフェンスは激しく動き回る必要があり非常に疲れます。(苦笑)
このプレスディフェンスはボールを奪う可能性もあがりますが、失敗するとすぐ失点に繋がってしまう危険もある諸刃の剣にようなディフェンスです。試合時間が残り少なくなって、負けている方のチームが仕掛けることが多いです。 - ブロッキング
- 相手プレーヤーがボールを持っているかどうかに関わらず、体を使って相手プレーヤーの進行の邪魔をするファウルのことを言います。
- <ブロックショット/dt>
- 相手のシュートを手ではじいて防ぐことを言います。
- フロントコート
- センターラインからみて、自チームが攻めこむ方のコート反面分を言います。
へ
- ペネトレイト
- 素早い直線的なドリブルでディフェンスの間を突き抜けてバスケットに向かうことを言います。
- ペリメーター
- 制限区域(ペイントエリア)の外側で、かつ3ポイントラインの内側になるエリアのことです。このエリアからのシュートをミドルレンジシュート、このエリアからのシュートを得意とするプレーヤーをペリメーターシューターと言います。
- ヘルドボール
- 両チームのプレーヤーがボールを掴み、どちらのプレーヤーがボールを保持しているのか分からなくなる状態のことを言います。こうなるとジャンプボール・シチュエーションが宣告され、オルタネイティング・ポゼション・ルールにもとづき、スローインでゲームを再開します。
- ヘルプ
- 自分のマークする相手以外のプレーヤーを守りにいくことを言います。味方が相手に抜かれた場合や、プレスをかける時などに使います。ヘルプを行うということは、自身がついていたプレーヤーがフリーになるということですから、そのプレーヤーをまた他の味方についてもらうなど、声の連携が重要になります。
ホ
- ポジション
- プレーヤーを役割ごとに名称や番号で区別したものです。それぞれの名称と番号は以下となります。
・ポイントガード(PG/1番)
・シューティングガード(SG/2番)
・スモールフォワード(SF/3番)
・パワーフォワード(PF/4番)
・センター(C/5番) - ポスト
- 制限区域をしめすライン付近のエリアをまとめてこう言い、さらにバスケットに近い場所を『ローポスト』、フリースローライン付近を『ハイポスト』、この中間あたりを『ミドルポスト』と区別して言います。
- ポストアップ
- オフェンス側のプレーヤーがポストエリアでディフェンダーを押しのけるようにして、そのエリアでの有利な位置を奪うことを言います。
- ポストプレー
- オフェンス側のプレーヤーがポストエリアで行うプレーのことを言います。センターなど大柄なプレーヤーが行うことが多いです。
- ポゼションアロー
- 正式にはオルタネイティブポゼションアロー。次にスローインが与えられるチームを示す器具のことを言います。
- ボックス・ワン
- ディフェンスのシステムの1つで、1人のプレーヤーはマンツーマン、残りの4人で正方形のゾーンを作って守ることを言います。
- ホールディング
- 相手プレーヤーがボールを持っているかどうかに関わらず、押さえつけたり掴んだりして相手プレーヤーの動きを邪魔するファウルのことを言います。
- ボールマン
- ボールを保持しているプレーヤーを言います。
- ポンプフェイク
- 主にゴール下で、体をフッと持ち上げ、シュートをうつふりをしてディフェンダーを惑わすシュートフェイクのことを言います。
バスケットボールの用語解説 索引
- ヤ
- ユ
- ヨ
- ワ
- ヲ
- ン